ポータブルSSDで映像撮影が頻繁に止まる時に試したい奥の手

Blackmagic Design推奨のDelkinのSSDであるJuggler

USB接続で高速書き込みを謳っているSSD Juggler 1TBが撮影中に突然止まるようになりました。普段はCfastで撮影していたため、このSSDを撮影に使った事はほとんどなかったのですが、頻繁に止まってしまいます。Blackmagic RAWの圧縮比を1:12まで下げても解消しません。ついには6Kや4KどころかHD解像度の撮影中にも止まるようになりました。

検証をする

Blackmagic DesignのDiskspeed Testで検証をします。これによるとライトが112MB/sまで落ち込んでます。リードも91MB/sでした。これでは安定した書き込みができません。ライトが276MB/s出る時もあったり不安定さが目立ちます。

ケーブルを疑ってみる

Amazonで購入したUSB3.1 Type C Gen.2ケーブル

USBタイプCを採用しているため、見た目でケーブルの転送速度までは判別できません。転送速度が思った以上に低速の場合はケーブルも疑って見ると良いです。このSSDはUSB接続で3.2対応なので最大10Gbpsとなります。宇多川しきは全て解消すると言うことで、まず高速転送を仕様で謳っているUSB3 Gen.2ケーブルもAmazonで用意して検証しましたが、結果は変わらずと言うことでこのSSDを疑うこととなりベンダーに連絡を取りました。

ポータブルSSDが突然停止する時の解決法

結果からと言うとディープフォーマットという方法で速度が明らかに改善し、Q3でも1:3の50fpsでも撮影できるようになりました。

このディープフォーマットという方法はローレベルフォーマットとも呼ばれ、セクターにゼロを書き込む物理的なフォーマットです。私はIntelのMBPにParallelsをインストールしてWindows10でやりました。エクスプローラーを開き、接続した外部SSDを右クリックしてフォーマットを選びます。そこでクイックフォーマットのチェックを外して実行するという流れです。

Macでも出来るはずですが検証していません。おそらくM1のMacだとできないようです。ディスクユーティリティで消去を選び、そこでセキュリティオプションを選べればいけるようですが、M1のMacに接続したSSDだとセキュリティオプションが選べませんでした。1TBは結構な時間がかかります。

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