今回のテーマはCanonのEF100mm MacroをBMPCC 6K Proに装着してジャイロスタビライザーが効くのだろうか?という疑問の解消です。
IS搭載のEF100mmで手ブレを検証
EF100mmはLレンズでF2.8の明るさを持つ一種の望遠マクロレンズでIS機能を併せ持つ優れたレンズです。82mmのレンズ口径を持つ大三元ズームレンズとは口径が異なり67mmという点でもLレンズの中でも持ち運びやすい軽量なレンズです。接写を必要とするスチール撮影では活躍するレンズなのですが、映像の手持ち撮影では望遠となるため一層手ブレが気になるレンズとなります。その影響を確認していきます。このレンズは筺体にIS機能をONOFFできるスイッチを搭載しているため、これを切り替えて確認をしてみます。
Gyroスタビライザー機能は撮影時のレンズIS設定に依存
被写体からやや斜め80cmの距離から手持ち撮影を行います。レンズISがOFFの場合でのみDavinci ResolveのGyroスタビライザーをかけることができる仕様です。レンズISをONに設定して撮影した場合は、後からDavinci ResolveのスタビライザーでGyroスタビライザーを選択できなくなります。
結論
レンズISをONで撮影してDavinci Resolve内で遠近スタビライザーをかけると最も手ぶれ補正が効きました。ポストでのGyroスタビライザーでの補正は現時点ではイマイチです。AF性能や手ぶれ補正を考えるとSONYに軍配が上がると言ってしまえばそれまでですね。今後のBMPCCのアップデートに期待です。